林英哲
(はやし えいてつ)
太鼓奏者
11年間のグループ活動後、1982年ソロ活動を開始。84年、初の和太鼓ソリストとしてカーネギー・ホールにデビューし、国際的に高い評価を得た。2000年にはドイツ・ワルトビューネでベルリン・フィルと共演、2万人を超える聴衆を圧倒させた。その後も全世界で、多数の交響楽団やジャンルの異なるアーティストとの共演を重ねる。
かつて日本の伝統にはなかった大太鼓ソロ奏法の創造、多種多様な太鼓群を用いた独自奏法の創作など、前例のない太鼓ソリストという分野を開拓。世界に向けて日本から発信する『太鼓音楽』としてのオリジナルな表現を築き、国内外で活躍中。18年は「日加修好90周年カナダツアー」で4都市6公演の実施、また10月には日仏友好160周年記念・日本博「ジャポニスム2018」の公式公演に出演。今年は「東京2020NIPPONフェスティバル」コンセプト映像製作スタッフとして作調、録音に参加した。
外務省・国際交流基金・文化庁などから国際友好・交流年には、日本の太鼓音楽、文化紹介のための大型派遣にも数多く貢献している。
著書に、増補新装版「あしたの太鼓打ちへ」(羽鳥書店)、書き下ろし自伝「太鼓日月〜独走の軌跡」(講談社)、その他雑誌等に原稿掲載多数。1997年芸術選奨文部大臣賞、2001年日本伝統文化振興賞、2017年松尾芸能賞大賞を受賞。
#TaikoCelebration2021
西村信之
(にしむら のぶゆき)
「NOBU」代表。舞台、アート、文化、芸能分野のプロデュースとアーティストマネジメントを行う。2009年から10年間鼓童のプロデューサーとして経験を積む。在籍時は世界ツアー作品を多数創り出すと同時に、坂東玉三郎、初音ミク、BRAHMAN、新日本フィルハーモニー交響楽団など幅広いアーティストとの共演作をプロデュース。歌舞伎座、FUJI ROCK FESTIVAL GREEN STAGE、サントリーホール、NHKホールなどでの演奏を実現する。一方で芸能にまつわる社会に魅力を感じ、ワールド太鼓カンファレンスの発起人の一人として、太鼓を中心とした文化芸能の普及活動にも精力的に取り組んでいる。
小島千絵子
(こじま ちえこ)
1976年「佐渡の國鬼太鼓座」に入座。1981年「鼓童」創設メンバーで、太鼓中心の舞台の中で独自の舞踊の世界を切り拓いている。鼓童の舞台と同時に女性3人のユニット「花結」を立ち上げ、さらに新たな出会いを求め、ソロ・パフォーマンス「ゆきあひ」などを展開。国内外のアーティスト、太鼓グループとの共同制作を繰り広げている。2006年「アマテラス」で初代アメノウズメを演じ、鮮烈な印象を残した。2012年、鼓童名誉団員に選定。同年、文化庁文化交流使としてヨーロッパをまわる。2012年より4年間「鼓童佐渡特別公演」の演出を務める。また道成寺物語をもとに太鼓と舞の舞台作品を作り、2015年には初の写真集『襲の清姫物語り』を発表した。近年は長年培ってきた日本文化に根ざした舞や踊り、自身の代表演目「花八丈」を題材に各地でワークショップを展開、女性ならではのしなやかな太鼓表現をテーマに力を注ぐ。
ケニー遠藤
(けにー えんどう)
演奏家、作曲家、そして和太鼓の師匠であるケニー遠藤は、現代パーカッションのリーダー的存在の一人であり、伝統的な和太鼓を常に新しい方向に突き進めている先駆者である。これまでに日本からの特別な表彰も含め、数多くの賞を授与され、外国人として初めて邦楽囃子の名取となった。ケニーは宮本卯之助商店の厚意により提供された太鼓で演奏ができることを誇りに思っています。
山部泰嗣
(やまべ たいし)
和太鼓奏者
1988年生まれ、岡山県倉敷市出身。
父親の叩く和太鼓と母親の弾くピアノを聞き、3歳から太鼓に親しみ6歳で初舞台に立つ。2004年16歳にして「東京国際和太鼓コンテスト 大太鼓部門」にて史上最年少で最優秀賞受賞。
「50年に一度の逸材」と注目される。和太鼓の古典的な三つ打ちをはじめ、ドラムの四つ打ちや海外打楽器のリズムも享受し、多彩な響きに昇華させる。活動は太鼓界に留まることなく、五木ひろしや坂本冬美など演歌勢との舞台競演、きゃりーぱみゅぱみゅらJ-POP、ロック界ではSPYAIRとのセッションまで広げ様々なエンターテイメントとの競演も精力的に行っている。
特に、世界30ヶ国500万人の観客動員したFuerzabrutaの日本公演「WA!」においては、約400回というロングラン公演で観客を魅了する。
絶対音感ならぬ「絶対リズム感」と、抜群に早いバチ捌き、そして圧倒的存在感で和太鼓界の牽引者の一人として称されている。2019年3月にリリースされたCD「TAISHI」に収録されている楽曲の様に太鼓を始めとする邦楽曲の作曲も手がけ、和太鼓の新たなる可能性と邦楽の素晴らしさを作品に残すと共に舞台演出も行う日本の誇る和太鼓奏者であり創作者の一人である。
淺野 香
(あさの かおり)
1991年に東京浅草の馬簾(ばれん)太鼓にて、太鼓演者及び指導者として活動を開始。1997年にGOCOO(ゴクウ)を結成し、代表・作曲家・演奏家として、ニューワールドフュージョンスタイルの和太鼓を確立。
GOCOOとして米国ツアー(2000年)及びヨーロッパツアー(2003年)を開催。2018年10月時点において、38カ国において240ものコンサートを開催。オリジナル曲は、映画「MATRIX Reloaded」「MATRIX Revolutions」にのサウンドトラックに起用された。
ヨーロッパ・南米・オーストラリア・その他諸外国にてコンサートを開催。英国での「WOMAD」・ハンガリーでの「SZIGET」・スイスでの「Montreux Jazz Festival」・ポルトガルでの「BOOM Festival」等々、ロック・ジャズ・レゲエ音楽等とのジャンルを超えたセッションに出演。
タヲ太鼓道場を開き、幼稚園から大学まで、学校や施設等にて様々なイベントで和太鼓ワークショップを開催。兄弟道場は、北海道・横浜・千葉・伊勢・長野・ハンブルグ・上海・ブラジルにも展開し、日本国内外にておいて太鼓を指導。2018年にはハンブルグで行われた第3回ヨーロピアン太鼓カンファレンスにて、ワークショップリーダーとして参加。1997年から毎年、GOCOOとタヲ太皷道場を中心に、兄弟道場が集まり太皷人の祭り「タヲリズム」を開催。
代表的な出演イベント
- 欧州文化首都(2002年 オーストリア、2006年 ギリシャ)
- 南米最大の「Festival Cervantino」(2005年 メキシコ)
- モロッコ国王主催「Mawaine Festival」(2008年 & 2011年 モロッコ)
- COP10の国連主催コンサート「Live Nature」(2008年 ドイツ)
宮本芳彦
(みやもと よしひこ)
1975年生まれ。慶應大学経済学部卒。
英国ウォリック大学大学院国際政治経済学修士卒。2010年より株式会社宮本卯之助商店代表取締役社長。文久元年(1861年)創業の太鼓・神輿・祭礼具製造販売を行う同社にて、各地の祭礼・古典芸能・組太鼓まで広範な文化の保存と発展に従事する。2014年より和太鼓スクール・ヒビカスを立ち上げ、横浜・浅草・福岡天神の3店舗を運営。またアメリカ子会社kaDON(カドン)を設立し、世界初の太鼓と笛のオンラインレッスンサイト事業を展開する。公益社団法人全日本郷土芸能協会理事。
公益財団法人日本太鼓財団運営委員。東京都太鼓連合副会長、全九州太鼓連合相談役。江戸東京きらりプロジェクト推進委員。
ワールド太鼓カンファレンス実行委員。
イーマン・ムイ(マンマン)
イーマン・ムイ(マンマン)は経験豊かな演奏者であり、教師としても高い評価を受けている。2012年から2014年までハワイの太鼓センターオブパシフィックの特別研究員として従事、その後2013年から2017年まで演奏メンバーとして活躍する。香港大学音楽哲学修士取得、オルフ・シュールヴェルク公認インストラクターとなる。現在はLATI(ロサンゼルス太鼓インスティチュート)で教鞭をとる傍ら、ソロアーティストとして演奏、ワークショップ開催など世界各地で躍進中。
菅野敦司
(すがの あつし)
公益財団法人鼓童文化財団専務理事。1982 年より鼓童に参加。これまで、主に海外との制作業務を担当し、 鼓童のマネージャーとして 35 ヶ国を訪ねる。1988 年より佐渡で毎年開催されている、国際芸術祭「アース・ セレブレーション」では、総合プロデュサーとして企画の立案と運営を統括。1997 年から開催されている North American Taiko Conference の草創期に、理事を務める。アメリカの非営利団体 Kodo Arts Sphere America 理事、にいがた観光カリスマ。
エクサドン(紹介映像):
https://www.exadon.com/news190820jp
ピーター・ヘウィット
ピーター・ヘウィットが太鼓に出会ったのは2010年。とある若手演奏者による太鼓の演奏を観る機会があり、衝撃をうけた。当時10歳だった自閉症を持つ孫息子や障害を持つ人々が太鼓を通じて表現力を豊かにできると考え、CCS Taikoを設立。
障害者向けコミュニティーに一刻も早く太鼓を提供できるようにと、インターネットを通じKagemusha Taikoのジョナサン・カービー氏の存在と彼の本「How to Teach Taiko」を知る。当時62歳、そして10年後の現在までに多くの子供たちに太鼓を教え、成長した生徒の中では障害者向けの太鼓教師になろうとする者もいる。
視覚・聴覚障害者、学習障害者、人生に悩みを抱える者。太鼓は人それぞれの持つハードルをも凌駕し、乗り越える可能性を平等に与えてくれる。その太鼓に秘めたポテンシャルこそがピーターの太鼓を愛する理由である。
シドニー・シロヤマ
作業療法士のシドニー・シロヤマは、7歳のときにパロ・アルト仏教寺院(カリフォルニア)で太鼓を始めた。
進学したカリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)では、心理学を学びながら、大学の太鼓グループ、Kyodo Taikoのメンバーとして活動。
大学卒業後は、淡路島で2年間英語の教師を務めながらも地元の太鼓団体に参加。
日本で見た太鼓の特徴や活動へのニーズに刺激を受け、サンノゼ州立大学で作業療法の修士号を取得しながら、太鼓による治療の可能性を研究。障害者(児)、精神保健サービスが必要な青年や成人のための太鼓ワークショップを考案し、指導を行う。
サンノゼ太鼓の演奏者とともにパーキンソン病の患者向けの太鼓プログラムを開設し、内田依利と共同してインクルーシブな太鼓体験プログラムの計画とその実現のために「TaikoIN’(タイコイン)」を立ち上げた。現在は、作業療法士として、さまざまな特徴を持つ太鼓グループや国際的なアーティストへのコンサルティングを行いながら、カリフォルニアの小児感覚統合クリニックのセラピーで太鼓を活用している。
長谷川義
(はせがわ ただし)
豊の国ゆふいん源流太鼓(大分県)代表
(公財)日本太鼓財団副会長
(公財)日本太鼓財団1級公認指導員
(公財)日本太鼓財団技術委員
全九州太鼓連合名誉会長
○1979年、「豊の国ゆふいん源流太鼓」を発足、以来代表として活躍している。日本各地はもとより世界各国で公演し、日本の文化を発信。2008年には由布市無形文化財に指定される。
○1993年、全九州太鼓連合を発足、会長に就任。2012年に名誉会長となり現在に至る。
○1998年、財団法人日本太鼓連盟(現在の公益財団法人日本太鼓財団)理事に就任、2008年に副会長となり現在に至る。
○2011年、日本太鼓シニアコンクールにおいて、名人位(文部科学大臣賞)を受賞。
王妙涓
(おう みょうけん)
1955年台湾台北市生まれ。
1974年台北看護助産学校卒業後、看護学校学生の実習指導に努める。1978年に日本へ看護師を続けながら、青山学院大学教育学科へ入学、また、同時に華道池坊に入門する。1983年大学卒業、幼稚園一級教諭と池坊生け花教授免状を取得し、東京済生診療所婦長として勤務する。
1989年に帰台、1990年博如(ひろか)日本幼児園を立ち上げ、園長に就任、現在に至る。
2003年全園児に和太鼓を取り入れ、2007年台湾太鼓協会を立ち上げ、理事長に就任、現在に至る。台湾太鼓協会は日本太鼓財団主催の講習会やイベントに積極的参加、太鼓を通じて日本と台湾の交流を盛んに行っている。太鼓を極めながら、外国とも友好親善を務め、2018年日本外務省から外務大臣賞を授与される。
デレック大江
(でれっく おおえ)
デレック大江はカリフォルニア州トーランスで生まれ育った日系4世の日系アメリカ人です。現在は米国を拠点とする太鼓のNGO、Taiko Community Alliance (通称:TCA)の理事長を務めており、北米太鼓カンファレンスなど、太鼓愛好家向けのプログラムや企画を通じて太鼓の芸術を推進している。太鼓演奏では、北米で最も歴史の長い仏教系太鼓グループ、Kinnara Taikoでのメンバーであり、これまでカリフォルニア大学バークレー校の雷神太鼓、ICU和太鼓、天理教、Yoki Daiko、Taiko Effect、Blazing Trails Taiko、 Los Angeles Taiko Institute、 Unit Oneでの演奏経験もある。
母校のカリフォルニア大学バークレー校の歴史と精神、そしてAmeriCorps VISTAとしての経験に触発され、これまで非営利団体での活動に注力を注いできました。現在、ロサンゼルスを中心に低所得地域を支える非営利団体に助成金を提供する団体、The Rose Hills Foundationで企画・制作を行なっている。以前は地域の医療機関で戦略的計画と品質向上にフォーカスを当てた助成金担当、およびプログラムマネージャーを務めていました。デレックはガーデナ平原日本文化会館のボランティアも行なっており、KizunaのBoard Fellowship Program (2016)とCAUSEのLeadership Institute (2019)のプログラム卒業生です。
ジョナサン・カービー
Kagemusha Taiko を立ち上げ、20年以上 Artistic Director として務める。グループはヨーロッパ、日本、アメリカでの演奏経験があり、独特なスタイルで知られる。
イギリスの学校(主に8歳から16歳の子供向け)で太鼓が取り込まれるように働きをかけ、イギリスの環境や文化に合う太鼓カリキュラムの展開をし、本・DVD・オンライン動画などの出版や発信を行う他、初心者向けの演奏曲目作り、教師育成プログラムの開発なども行なっている。
2005年、第一回 UK太鼓フェスティバルを開催。「祝う」というコンセプトのもと、実力問わず様々なグループが集まり、イギリスの太鼓コミュニティーを更に活気付けた。
2016年、第一回 ヨーロッパ太鼓コンファレンスを開催。参加人数90人、参加太鼓グループ41組、15か国の中で言語10種類という盛大な規模で実現させ、ヨーロッパの太鼓コミュニティー内で友好関係や信頼関係を築くことを目的とし成功させた。2017年にはイギリスで行われ、2018年と2019年にはドイツで同イベントが開催された。
自身の太鼓への姿勢や活動を記した本「The Way of the Drum - Taiko without Borders」を発行。ジョナサンにとって太鼓は決まった法則があるものではなく、誰もが平等に楽しめるものである。
ルーカス・村口
(るーかす むらぐち)
ルーカス・村口は13歳で太鼓をはじめたが、打楽器やドラムに関しては物心がついた時から好んでいた。和太鼓に関しては文化、音楽性、様々なスタイル、お祭り、そして世界中をつなげる力がある要素、全てが好き。太鼓の話や、太鼓を通して交流を深めることも好き。太鼓マジックというものに魂が生かされていると感じている。
ルーカスは南ブラジルに位置するロンドリーナで2003年から組み太鼓の演奏を行うISHINDAIKOの創設メンバー。同グループの作曲、指導、演出なども手がける。京都で行われた第9回の日本太鼓ジュニアコンテストに参加したISHINDAIKOではリーダーを務めた。演奏者、作曲者、指導者としてはこれまで9回のブラジル太鼓チャンピオンに輝いたことがあり、20団体ほどの指導や作曲も行なってきた。ブラジル以外に、アルゼンチン、日本、アメリカ(ワールド太鼓ギャザリング、東海岸太鼓カンファレンス)でもワークショップや演奏を行ってきた。
ブラジル中から毎年参加者の集まる太鼓合宿、TAIKAMPADENTROでは責任者を務め、過去には鼓童の藤本吉利、藤本容子、小島千絵子のブラジルでのワークショップのプロジェクトマネージメントも行った。
ルーカスは1分国際映画祭でも最優秀賞をとった大太鼓打ちのスローモーション映画、MY BIGGEST DRUMの監督を務め、日本太鼓財団1級技術認定員でもある。ブラジル太鼓コンテストやそのほか地域で行われる太鼓コンクールでは審査員を務める。
ロイ・ヒラバヤシ
ロイ・ヒラバヤシは、1973年に北米で3番目に古い太鼓グループ、サンノゼ太鼓(SJT)を共同設立し、太鼓と篠笛を演奏します。作曲家であり、パフォーマーであり、指導者。 サンノゼ太鼓を通じてコミュニティを築いてきた中で、彼と妻のPJ(ピージェー)は、2011年にアメリカの民族芸術と伝統芸術における最高栄誉、National Endowment of the Arts (国立芸術基金)の国家遺産フェローシップを授与した。
太鼓のアーティストとして、全米および国際的に太鼓のマスタークラスとワークショップをを行なってきた。鼓童や鬼太鼓座とツアーを周り、これまで様々な太鼓奏者、ジャズアーティスト、ダンスカンパニーや芸術家と共演。アメリカの非営利団体であるKodo Arts Sphere America (KASA)、北米太鼓カンファレンス(NATC)、Taiko Community Alliance(TCA)の創設理事。現在はTCAのアドバイザリー委員を務めている。
サンノゼのジャパンタウン(日本町)コミュニティコングレス(JCCSJ)の創設メンバーで、アメリカで3箇所しか残っていない日系人街であるサンノゼ日本町の歴史と文化の保護に焦点を当てている。多文化芸術のリーダーシップ研修プログラムのMulticultural Arts Leadership Institute(MALI)の共同創設者。現在は、サンノゼのメキシコ文化プラザの芸術文化学校にあるMALIのプログラムマネージャーで、 2017年には、ワシントンD.Cのスミソニアン・フォーク・ライフ・フェスティバルと米国議会図書館の正午シリーズに出演。日米カウンシル日系アメリカ人リーダーシップ代表団のメンバーも務めている。
山田純平
(やまだ じゅんぺい)
名古屋市出身。幼少の頃より和楽器に親しみ、数々の和太鼓コンテストで入賞を果たす。
2003年より「和太鼓松村組」の中心メンバーとして12年間約1000回に及ぶ舞台を国内外で経験する。他ジャンルとのコラボレーションも精力的に行い、ライブハウスから大ホールでのソロ公演も成功を収める。
2016年より愛知県西尾市を拠点に和楽総合芸術集団「山田純平×熱響打楽」を旗揚げし、独自の舞台を世界に発信している。
「山田純平x熱響打楽」は「和楽総合芸術」をテーマとして、本格派和太鼓を軸に和楽器(篠笛・津軽三味線・尺八・筝)や舞踊・演劇の要素を取り入れた独自の劇的な舞台を展開している。
2016ー2017年、全国9カ所での旗揚げホールツアーを敢行し、7000人を動員。
主催公演のほかに、TV・各種イベントへのゲスト出演や、海外での招請公演への出演等、活動の幅を広げている。
「西尾千人太鼓」、門下生600人による「熱響打楽フェス」をはじめとする大型主催イベントや、行政の文化事業のプロデュースも数多く手掛ける。2016年11月愛知県西尾市より「西尾市観光親善大使」を委嘱される。
また、常滑市制60周年記念ソング「常滑とっとこ囃子」、新西尾市のテーマソング「西尾おと絵巻」、名古屋市大曽根地区まちおこし曲「大曽根ばやし」等の作詞・作曲を手掛けるなど、和太鼓文化の普及と地域文化の振興にも力を注いでいる。
木下善貴
(きのした よしたか)
㈱エコーパートナーズ 代表取締役
㈱駿河屋 会長
成田山門前町仲之町の中でも一番成田山に近い場所で生まれ育つ。
家業は寛政10年(1798年)創業の旅館でその後料理店として成田山参拝客を対象に営業。現在は長男に暖簾を譲り鰻専門店(駿河屋)として営業中。
現在でも昔の面影を色濃く残す門前町仲之町で、町並みの雰囲気と成田山新勝寺を背景に、伝統芸能を中心に街並みと調和させて演出する集客イベントとして企画。
第3回目の開催より太鼓をメインとした「成田太鼓祭り」として開催。
現在では32回目をむかえる。集客数は各開催20万人以上、出演者も1開催で1500名の日本有数な太鼓イベント。
スタートの考え方、細部の企画演出に至るまで中心的に関わる。同時に(社)成田市観光協会の副会長も務めていた。
数多い太鼓演奏者に少しでも良い演奏環境を提供するとともにお客様には迫力あるライブ演奏を味わってもらえるイベントを目指しています。
国際都市成田の特色も生かし海外からの太鼓、パーカッション、打楽器も積極的に招いています。
小岩秀太郎
(こいわ しゅうたろう)
代表/コーディネーター
1977年、岩手県一関市舞川出身。郷土芸能「鹿踊(ししおどり)」伝承者。(公社)全日本郷土芸能協会(東京都)理事として、芸能の魅力発信や東日本大震災の被災芸能支援に携わるかたわら、震災を契機に、「東京鹿踊」ならびに「縦糸横糸合同会社」(仙台市)を立ち上げる。各地の伝承文化と人・地域をつなぎ、次代へ受け渡すための企画提案を国内外で行っている。東北と東京の二拠点で活動中。
Photo byYoko Ishii
縦糸横糸合同会社
(たていと よこいと ごうどうがいしゃ)
2016年1月縦糸横糸合同会社を立ち上げる。
東北のくらしの中で受け継がれてきた地域文化(郷土芸能、祭り、技術、食文化、生活様式等)において、新たな視点や関わり方を通した企画・プランの立案から制作まで行う。東北の地域文化の振興と発展、継承、交流人口の拡大に寄与することを目的とした組織です。
制作実績として、 「日本博東京シシマイコレクション2020」、「外務省JAPAN HOUSE」、「文化庁文化芸術による子供の育成事業」、岩手県「訪日外国人向け伝統文化鑑賞体験プログラム開発事業」など、地域の郷土芸能を国内外へと発信、教育や観光分野との共創したプロジェクトにアドバイザーとして参画中。
小林泰三
(こばやし たいぞう)
<経歴>
1980年島根県大田市温泉津町生まれ。
11歳から、島根県伝統工芸品「石見神楽面」の職人に師事し、技法を学ぶ。
1999年、島根県立江津高等学校卒業。
1999年、京都造形芸術大学芸術学部芸術学科入学、2003年卒業。
卒業後、同大学の事務職員として5年間勤務。
2008年、退職して島根県にUターンし、㈱小林工房を設立。
<事業内容>
・石見神楽面の製造・販売
・古面の修理・復元
・神楽面絵付けのワークショップ、学校での授業、講演
・「和紙造形作品」制作(神楽面技法「脱活法」による和紙のみの壁画や球体作品)
<実績>
・華道家「假屋崎省吾」氏とのコラボレーション『牡丹コラボレーション假屋崎省吾×八岐大蛇』(2012年、2013年)
・太鼓芸能集団「鼓童」の「ワンアースツアー~神秘~」(坂東玉三郎芸術監督演出)での蛇頭制作と演技指導(2013)
・「EXILE TRIBE PERFECT YEAR2014 ドームツアー2014』(6都市18公演)の蛇頭制作、大蛇演出、ツアーアシスタント(2014年)
・EXILEメンバーÜSA氏との共同開発の「うさぎ面」制作(2015年)
近年では、映画「たたら侍」(2017年5月20日より全国公開)や、坂東玉三郎×鼓童特別公演「幽玄」(2017年5月~9月)にて制作作品が使用されている。
西田明日海
(にしだ あすみ)
【太鼓】
小学校の音楽の授業で和太鼓に出会い、中学卒業まで地元のチーム、佐倉太鼓衆に所属。八千代高校「鼓組」を経て今に至る。立教大学現代心理学部映像身体学科に入学し、幅広く心理学を学びながら、和太鼓いろは、KOGMIX、大学太鼓連盟、関東太鼓連暖に所属し活動している。昨年は、2021年公開予定の映画『叩き壊すほどに君へ』へのエキストラ出演、NATC、大学太鼓フェスティバルに参加。現在、和太鼓いろはで代表を務める。
舞台では主に太鼓を担当。
【プライベート】
好奇心旺盛な21歳。特技はアルバイトをはしごすること。最近いいなと思ったことは、早朝ならではの静けさと鳥の声ときれいな空を見上げて「いい朝だ」って思うこと。
大学2年生の頃に、急にカンボジアに興味が湧いて、1人で旅をしに行ったことがきっかけで、海外旅行にハマり、人と出会う楽しさを知りました。全力で取り組みます。
神谷唯
(かみや ゆい)
アメリカ・ロサンゼルス出身、愛知県在住。二十歳の頃に兄の影響で太鼓を始め、UCLAでは社会学を専攻しながら大学の太鼓グループ、Kyodo Taikoの一員として演奏活動を行う。大学での経験が自身の日系アメリカ人としてのアイデンティティについて深く考えるきっかけとなった。卒業後は商社で務めながら趣味で太鼓を続け、主にProtaの一員として演奏を続けた。
2014年より「好きなことを職業にしたい!」と、思い切って米国を離れ、新潟県佐渡島を拠点にしている太鼓芸能集団 鼓童の海外制作へと転職。北米、南米、アジアのマーケットでの長期ツアーやコラボレーション、イベント演奏などを担当しながら、世界中の太鼓打ちと交流する合宿やイベントを積極的に企画や参加をした。2017年にフリーランスとして転身後も、鼓童の業務を続けながらアメリカの非営利団体Kodo Arts Sphere America(KASA)の理事に就任。
現在は愛知県を中心に、様々なチームで活躍をしている若き太鼓打ちを集めたコミュニティ、「まといの会」の制作スタッフを務めるかたわら、世界中の太鼓関係者の英語や海外演奏のサポート、TEDxAnjoのスタッフなども行なっている。国際的に広がりつつある太鼓文化を更に発展すべく、2020年秋に日本で初めてワールド太鼓カンファレンスを開催、コーディネーターを務める。